2014年2月24日月曜日

えんぎだるまの、しょうりんざん


縁起だるまの少林山
所在地:高崎市鼻高町
交通:JR信越線群馬八幡駅下車

高崎市にある黄檗宗の寺院で「だるま市」で有名な寺です。
例年1月6日・7日開催される「七草大祭だるま市」には、地元はもちろん
各地からの参詣人で賑わいます。
張子のだるまを売る店で埋め尽くされ縁起を祝う人々は、
片目を入れてその年の福運を祈ります。
買っただるまを片手に、ほっかほかの名物焼まんじゅうを頬張るのも
楽しみのひとつです。
高崎だるまは、眉は鶴、髭は亀を表し、全国一の生産量を誇っています。




  

2014年2月15日土曜日

うすいとうげの、せきしょあと


碓井峠の関所跡
所在地:安中市松井田町鉄道:JR信越本線横川駅徒歩5分。

群馬県松井田町と長野県軽井沢町の境にある碓氷峠(うすいとうげ)は、
日本武尊の伝説に名高い峠で、中山道が通る交通の要地でした。
碓氷関所(うすいせきしょ)は、中山道の松井田宿と坂本宿の間にあった関所です。
関東地方の西北を押さえているので、箱根関所とともに最も重要な関所とされた。
江戸期における関所は、もともと中世に関長原(現・安中市松井田横川関長)に
関所が置かれていた場所の近くに仮番所が作られた。
より地形的に堅固な上横川に関所が作られ、宝永5年(1708年)7月に碓氷関所と称した。
横川から軽井沢への道は、紅葉の頃ハイキングの好適地で、
頂上に有名な熊野神社があります。




    

いかほおんせん、にほんのめいとう


伊香保温泉、日本の名湯
所在地:渋川市伊香保町(旧 北群馬郡伊香保町)
鉄道:上越線渋川駅よりバスで約20分。
車:渋川伊香保インターチェンジより約20分。

伊香保温泉は万葉集にも出て来る、古くから知られた温泉です。
榛名山の中腹、標高800mのところにあり、
近くには県内の初詣で賑わう水沢観音があります。
水沢観音の近くには、日本三大うどんの1つとも言われる「水沢うどん」の店が立ち並ぶ。
急傾斜地に作られた石段の両側に、温泉旅館、みやげ物屋、遊技場(射的・弓道)、
飲食店などが軒を連ねています。365段の石段は温泉街のシンボルであり、
この界隈は石段街と呼ばれる。
石段の下には黄金の湯の源泉が流れ、小間口と呼ばれる引湯口から
各旅館に分湯されている。石段の上には伊香保神社が存在する。
温泉は塩酸性含鉄炭酸泉で、タオルをいれると赤茶色に染まります。
明治時代以降は竹久夢二、徳富蘆花、夏目漱石、萩原朔太郎、野口雨情など
文人が多く訪れた。
また、御用邸やハワイ王国大使別邸なども作られた。




      

あさまのいたづら、おにのおしだし


浅間のいたずら、鬼の押し出し
浅間山:海抜2,568m
所在地:吾妻郡嬬恋村

群馬と長野の県境の浅間山は、世界でも有数の活火山として知られる。
天明3年の大噴火で流れ出た溶岩は幅2km、長さ5kmの範囲となり、
麓の村を埋め尽くしました。生存者は高台に逃げたわずか数名と言われます。
今、その溶岩の跡は「鬼押し出し」、あるいは「日本のポンペイ」と呼ばれ、
観光地になっています。
また、1972年の昭和を揺るがした大事件「あさま山荘事件」は記憶に残ります。




      

2014年2月14日金曜日

上毛カルタ

私の住む群馬県には「上毛カルタ」と言うものがあります。
上毛カルタは、1947年(昭和22年)に発行された郷土かるたです。
群馬県内の子供に群馬県の名物、歴史などを教えるために1947年(昭和22年)に作られました。

毎年2月に上毛カルタ競技県大会が行われており、予選会に多くの小学生が参加します。
そのため、子供時代を群馬県で過ごした人は、かるたの読み札をほぼ暗記しています。

群馬県民にとってカルタは、まず上毛かるたのことを指す人がほとんどです。
百人一首はともかく、いろはかるたで遊んだ経験がなかったり、いろはかるたの札の名前を知らない人も多い。

なぜ「上毛カルタ」なのかというと、群馬県と栃木県は大昔、毛野国(けのくに)と呼ばれていました。
やがて律令制の世になると、毛野国は二つに分かれ、それぞれ上野(こうずけ・・・群馬)、
下野(しもつけ・・・栃木)と呼ばれるようになりました。

群馬県・栃木県間を走る線路に「両毛線」と言う線路があります。両毛(りょうもう)とは、
言うまでもなく、二つの毛野国を意味します。現在も群馬には上毛新聞・上毛電鉄などがあります。

今日から上毛カルタを「あ」から順番に紹介していきます。